今までの話では「活動」で居場所や友達が出来たり、余暇時間を有効に使う事ができる事をメインに説明してきましたが、活動を通して得られるものとは果たしてそれだけでしょうか？「活動は仕事とは違う」という事は前項で話しましたね。

　だからこそ、何も経験がなくても始められるし、やめることだって自分次第です。
ただし、世の中には趣味などの活動を続けることで「仕事」に繋ながった！という人がいます。

 

• パンやお菓子作りが趣味で続けていた結果、自分のお店を開いた人。
• パソコンが趣味で詳しくなったら仕事もIT関係に就職できた！
• 体を動かすことが好きで鍛えていたら、体力の求められる仕事に合格した。

　そんな風に、「趣味」から「仕事」に繋がることもありますし、何より自分が楽しくて続けていた事が結果として仕事に繋がり、楽しい時間が過ごせるのであれば、人生なかでの「仕事」の時間も楽しく過ごせるのではないでしょうか？

　また活動内容は仕事内容と直接関係がなくても人との繋がりで仕事に結びつくことだって珍しくありません。

　某町に住むH君は、地元の若者が集まるイベントのボランティアに通ううちに、その会場のオーナーと仲良くなり、希望の飲食店で働くことが出来るようになりました。H君も最初はそんなに乗り気ではなく、「時間があるから」「なんとなく」というのがきっかけです。

　また、ボランティアでずっとお手伝いを続けていたらそのNPOの職員になり、いまや事務局長になってしまった！という人もいます。

　それは「活動」を通して１人の人間として向き合い、付き合っていくことで繋がりが強くなるからこそ、めんどうくさい履歴書や面接を抜きに目の前にいるみなさん自身をみるからこそ「この人と一緒に仕事をしよう」となるのではないでしょうか？